こんな悩みございませんか?
「バーバリーって、歴史が長いけど、いつの年代のものかな・・・」
バーバリーはブランドタグが年代別に変わっており、
この記事を読めば、いつ頃作られたバーバリーなのか分かるようになりますよ。
私の10年程の古着販売の知識から、参考になれば幸いです。
年代別・バーバリーのブランドタグを解説
まず、バーバリーズについて
それでは、バーバリーの年代別ブランドタグの推移を紹介します。
まず、重要なポイントとして、
ビンテージのバーバリーは、「バーバリーズ」と表記されております。
その為、「バーバリーズ」と表記されているのは、偽物ではなく、本物ですので、ご安心ください。
「ズ」が付くものは、1999年よりも前に作られたもの
それでは、年代別のタグを見ていきましょう。
1950年代まで 「大文字タグ」
BURBERRYS 全ての英字が大文字のもので、最も古いタグとなります。
大文字のほかに、ホースマークの下に文字が配置されているのが特徴です。
1960~1970年代 「小文字タグ(REGD表記)」
50年代以降からホースマークと文字の配置が逆になりました。
さらにBurberrysの右下にREGDの表記があるのが特徴です。
1970~1980年代 「小文字タグ(Ⓡ表記)」
Burberrys右下のREGD表記がⓇに変更されたのがこの頃。
1990年代 「白タグ」
90年代には、背景の色が白に変更されます。
1999年~ 「BURBERRY」タグ
BurberrysからBurberryに変更となります。
さらに、この頃あたりから、イギリス製ではなく、日本製や中国製のものが多く出回ります。
その背景として、インポートを中心に行っていた三陽商会が、独自に製造を行うようになった為です。
ちなみに、三陽商会期は以下のラインが存在します。
バーバリーロンドン
本場と同じブランドタグ。
三陽商会製のものは、本場のデザインを再現しつつ、日本人体型に合うように製造されております。
日本製のものが多く、クオリティが高いです。
バーバリーブラックレーベル
三陽商会オリジナルのメンズライン。
個性的なデザインが多いです。
中国製のものが多く、品質はロンドンより低い。
バーバリーブルーレーベル
三陽商会オリジナルのレディースライン。
こちらも、中国製のものが多いです。
2015年~2018年 Burberry LONDON ENGLAND 白タグ
2015年に約40年日本ライセンスを持っていた三陽商会との契約が終了します。
英国のバーバリー本社が、日本法人「バーバリー・ジャパン」を設立し、運営しています。
価格も三陽商会の時から、かなり高額になりました。
例えば、新品のトレンチコートですと、
三陽商会期が15万円程だったのに対し、
バーバリージャパンのものは、30万円程します。
ちなみに、話は戻り、
古いバーバリーの内タグに「C-TK83」と記載のあるものは三陽商会を意味します。
この表記があるものは、日本正規品となるので、
ひと昔前のバーバリーの本物か鑑定の時に役に立ちますよ?
【最新】2018年以降 「新書体・白タグ」
2018年に、約20年ぶりとなる、ロゴの大幅な変更がありました。
トレードマークのホースマークがなくなり、書体も変更されました。
現行は2種類のタグで展開しており、
定番のトレンチコートは、こちらの大きいタグが採用されております。
バーバリーを中古で買うおススメの年代
個人的に一番コスパが良いと思うのは、
三陽商会期の「バーバリーロンドン」
なぜなら、2015年以降のバーバリーは、品質もデザインも最高ですが、古着でもかなり高額です。
比べて、ビンテージのものは、お手頃に手に入る反面、デザインや、サイズ感がやや古臭いです。
結果、1999年~2015年までの三陽商会期の「バーバリーロンドン」をおススメします。
日本製のものが多く、品質もサイズ感も良いですし、デザインも本場と同様です。
しかも、古着市場では何故か、
中国製の多いブラックレーベルの方が人気で、高額取引されています。
その陰に隠れてコスパの良い「バーバリーロンドン」をチョイスされると、
安くて良いバーバリーが買えますよ?
是非、参考にしてくださいね。
ブラックレーベルとブルーレーベルの行方
バーバリーとライセンス契約が終了しましたが、
ブラックレーベルとブルーレーベルは「クレストブリッジ」として展開しております。
2015年~2020年まで、デザイナーはあの「ミハラヤスヒロ」を手掛ける三原康弘氏、
2020年以降は「EZUMi(エズミ)」を手掛ける江角泰俊氏がディレクターを担当してます。
いかがでしたでしょうか。
古着のバーバリーを購入の際に、お役に立てれば幸いです。
オースストアではバーバリーの代行販売を承っております
当店では、年代の古いバーバリーでも販売代行をさせていただきます。
もしお持ちでしたら、お気軽にご相談くださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
– 店主 –